About Umberfield Grove

アンバーフィールド・グローブについて

The Beginning of
a Living Legacy

「生きた遺産の始まり」

Umberfield Groveは2008年、東京都調布市の中心部に広がる12ヘクタールの自然林を後世に残すことを使命として設立されました。かつてこの土地は地域の人々が薪を採り、季節の恵みを享受してきた里の森でした。都市開発の波が押し寄せる中、この貴重な緑地を守り続けることへの強い意志と、地域コミュニティの温かな支援が、施設誕生の礎となりました。

里山(さとやま)という日本古来の概念に基づき、Umberfield Groveは人と自然が共存するための場所として、長年にわたって丁寧に育まれてきました。過度な整備を避け、自然の営みに寄り添いながら、訪れる人々が森の息吹をありのままに感じられる環境を大切に維持しています。人の手が加わりながらも、野生の本質を失わない——そのバランスこそが、この場所の根幹をなしています。

古来より日本人は四季の移ろいの中に深い美を見出し、自然との対話の中で文化と精神性を築いてきました。この場所はその長い伝統を現代に受け継ぎ、次世代へと橋渡しする役割を担っています。春の芽吹きから冬の静寂に至るまで、Umberfield Groveは季節ごとに異なる表情を見せ、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれます。

朝霧に包まれた杉の森

Philosophy of
Natural Harmony

「自然との調和の哲学」

Umberfield Groveの運営は、二十四節気(にじゅうしせっき)に従った自然の暦に基づいています。立春・雨水・啓蟄から始まり、冬至・大寒に至るまで、古来の季節区分が園内の管理スケジュールを導きます。植物の剪定、種の播種、小道の整備——あらゆる作業が自然のリズムと調和し、人間の都合に合わせて強引に行うことはありません。

私たちが大切にしているのは、自然への最小限の介入という姿勢です。外来植物の除去や倒木の処理など、必要不可欠な管理は行いますが、それ以外においては森自身の力を信じ、生態系が本来持つ回復力と多様性を尊重します。この哲学のもとでは、「不完全さ」もまた自然の美しさの一部として受け入れられます。

都市に生きる人々が、自然との深い繋がりを再発見できる空間づくりを目指しています。デジタルの喧騒から離れ、土の香りを感じ、鳥の声に耳を傾け、光と影の変化を目で追う——そうした感覚的な体験を通じて、人間本来の自然との関係性を取り戻す場所として、Umberfield Groveは静かに在り続けます。

木漏れ日が差し込む森の天蓋

Our Conservation
Mission

「保全への使命」

在来植物の復元は、Umberfield Groveの保全活動の中心をなしています。武蔵野の地に古くから根付いてきたコナラ、クヌギ、ムクノキなどの落葉広葉樹を中心に、150種以上の在来植物が園内で保護・育成されています。地域固有の遺伝子を持つ種苗の栽培から植栽まで、専門のスタッフと地域ボランティアが連携して取り組んでいます。

野生動物の回廊(ワイルドライフコリドー)の整備も重要な使命です。断片化した都市の緑地をつなぐ生態的ネットワークの一翼を担うべく、隣接する公園や緑地との連携を深めています。タヌキ、ノウサギ、カワセミなどの動物たちが安心して移動できる環境を確保するため、緑地の連続性と多様な植生の確保を優先しています。

次世代への環境教育もまた、私たちの使命の大きな柱です。地域の学校との連携プログラム、親子向けの自然観察会、大学の研究機関との共同調査など、多様な教育活動を通じて、自然と向き合う知識と感性を育んでいます。Umberfield Groveで過ごす時間が、一人ひとりの自然への意識を深め、持続可能な未来への一歩となることを願っています。

苔に覆われた杉の樹皮のテクスチャー

Three Pillars of Umberfield Grove

アンバーフィールド・グローブを支える三つの柱

自然との共存

人と自然が調和して生きる姿を体現します。人間は自然の支配者ではなく、その一部として共に在るという認識のもと、すべての活動を行っています。この場所に足を踏み入れた瞬間から、あなたは森の一員となります。

季節の教え

四季の変化から生命の深さを学びます。春の花が散り、夏の緑が輝き、秋の葉が色づき、冬の雪が静寂をもたらす——この繰り返しの中に、時間と存在に関する大切な真実が宿っています。

静寂の美学

静けさの中にこそ、本当の美しさがあります。都市の喧騒を離れ、風が木々の間を渡る音、水の流れる音、鳥の声だけが響く空間で、私たちは自分自身の内なる声に耳を傾けることができます。

2008
設立
12
ha 自然林面積
200種以上
  植物の種類
45,000
年間来訪者
来訪者情報